受精しても途中で成長が止まる方
採卵した卵子が受精したにもかかわらず、途中で分割が止まってしまう。
胚盤胞まで育たず、移植や凍結に進めない。
このような結果が続くと、
「なぜ受精したのに育たないの?」
「卵子の質が悪いということ?」
「次の採卵でも同じ結果になるのでは?」
と、不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
受精後の胚の成長には、卵子と精子の状態、染色体、受精方法、培養環境など、さまざまな要素が関係します。
一つの原因だけで説明できるとは限らず、胚の見た目だけから発育停止の理由を特定することも困難です。
リフェムLABOでは、不妊治療専門クリニックでの治療を優先しながら、鍼灸・整体・温活を通して、次の採卵や移植に向けた体調管理をサポートしています。

このようなお悩みはありませんか?
- 正常受精したと聞いたのに、途中で分割が止まった
- 受精卵が胚盤胞まで育たない
- 3日目までは育つものの、その後に成長が止まる
- 採卵数に対して凍結できる胚が少ない
- 毎回、移植できる胚が得られない
- 顕微授精をしても胚の成長が途中で止まる
- 卵子の質や精子の状態が原因ではないかと心配している
- 40代になってから胚盤胞へ到達しにくくなった
- 次の採卵までにできることを探している
- 治療結果のたびに自分を責めてしまう
一つでも当てはまる場合は、病院で胚の発育経過を確認するとともに、次の治療に備えて体調や生活習慣を整理してみましょう。
受精後、胚はどのように成長するのでしょうか?
体外受精や顕微授精では、採卵した卵子と精子を受精させ、培養室で胚の成長を観察します。
正常に受精した胚は細胞分裂を繰り返し、一般的には次のような過程をたどります。
- 受精卵
- 初期胚・分割期胚
- 桑実胚
- 胚盤胞
胚盤胞は、受精からおよそ5~6日後に形成される段階です。ただし、受精したすべての胚が胚盤胞まで育つわけではありません。
途中で分割の速度が遅くなったり、細胞分裂が止まったりして、移植や凍結の基準に到達しないことがあります。
「途中で成長が止まる」とは?
「胚の成長が止まった」といっても、その状態は一人ひとり異なります。
- 受精確認後、最初の分割が起こらない
- 分割は始まったものの、途中で止まる
- 分割速度が遅く、培養日数に応じた発育段階に達しない
- 細胞の大きさにばらつきがある
- フラグメンテーションが多い
- 桑実胚から胚盤胞へ進まない
- 胚盤胞にはなったものの、凍結基準に届かない
病院によって培養方針や胚の評価基準が異なるため、何日目のどの段階で止まったのかを確認することが大切です。
受精卵の成長が途中で止まる要因
1.胚の染色体に関係する要因
受精卵が成長するためには、細胞分裂のたびに染色体が適切に複製・分配される必要があります。
染色体の数や構造に問題がある胚では、途中で細胞分裂が止まることがあります。
女性の年齢が上がるにつれて卵子由来の染色体異常が増える傾向はありますが、年齢だけで個々の胚の結果を判断することはできません。
2.卵子に関係する要因
卵子は、受精後の初期発育に必要なエネルギーや細胞内の材料を担っています。
卵子の成熟状態や細胞質の状態などが、受精やその後の胚発育に関係する可能性があります。
ただし、一般に使われる「卵子の質」という言葉には、成熟度、染色体、形態、発育する力など、複数の意味が含まれています。
胚が育たなかったという結果だけで、卵子だけが原因だったと断定することはできません。
3.精子に関係する要因
精子は受精だけでなく、その後の胚発育にも関係します。
精子の数、運動率、形態などに加え、必要に応じてDNA損傷などが検討されることもあります。
通常の精液検査が基準範囲内であっても、すべての精子の機能を評価できるわけではありません。
同じような結果が続く場合は、男性側の検査や生活習慣について、担当医へ相談してみましょう。
関連ページ:[男性側の妊活・精子の状態が気になる方へ]
4.卵子の成熟度や受精過程
採卵できた卵子のすべてが成熟卵とは限りません。
卵子の成熟状態、採卵前のトリガーの方法やタイミング、採卵から受精操作までの経過などが、受精後の発育に影響する場合があります。
体外受精と顕微授精のどちらが適しているかも、卵子や精子の状態、これまでの治療結果によって異なります。
5.培養に関係する要因
胚は培養器の中で、温度、酸素濃度、培養液などを管理しながら育てられます。
培養室では厳密な管理が行われていますが、培養方法や胚を観察するタイミング、凍結基準などは施設によって異なります。
「培養環境が悪かった」と自己判断するのではなく、今回の胚がどのように育ったのかを、医師や胚培養士へ確認することが重要です。
6.原因を一つに絞れないこともあります
胚の発育には非常に多くの要素が関係します。
検査をしても原因を特定できないことや、採卵周期ごとに結果が変わることもあります。
一度胚が育たなかったからといって、次の周期も必ず同じ結果になるわけではありません。
胚が育たなかったのは、生活のせいでしょうか?
「仕事が忙しかったから」
「食事が乱れた日があったから」
「ストレスを感じていたから」
と、自分を責めてしまう方がいます。
しかし、一つの胚の発育が止まった直接的な原因を、日常生活だけに結び付けることはできません。
特定の食べ物やサプリメントによって、培養中の胚が必ず胚盤胞まで育つようになるわけでもありません。
必要以上に厳しい食事制限をしたり、多数のサプリメントを自己判断で摂取したりせず、まずは担当医に治療結果を確認しましょう。
病院や胚培養士に確認したいこと
次の診察では、可能であれば以下の点を確認してみましょう。
- 採卵できた卵子の数
- 成熟卵の数
- 正常受精した胚の数
- 受精方法は体外受精か顕微授精か
- 何日目のどの段階で発育が止まったか
- 分割速度やフラグメンテーションの状態
- 胚盤胞になった胚はあったか
- 凍結できなかった理由
- 前回の採卵周期との違い
- 卵巣刺激法や薬の反応
- 採卵前のトリガーや採卵時期
- 精液検査の結果
- 男性側に追加検査を検討する必要があるか
- 次回変更できる治療方法があるか
胚の培養記録を見せてもらえる場合は、日ごとの成長経過を確認しておくと、次の治療方針を考えやすくなります。
次の採卵では、どのような対応が検討されますか?
治療方針は、年齢、AMH、採卵数、成熟卵数、受精率、発育が止まった段階、精子の状態などによって異なります。
医療機関では、状況に応じて次のような点が検討されます。
- 卵巣刺激法や薬剤量の見直し
- 採卵前のトリガー方法やタイミングの調整
- 体外受精と顕微授精の選択
- 精子の採取方法や選別方法の検討
- 男性不妊外来での評価
- 初期胚移植と胚盤胞移植の検討
- 培養方針や凍結方針の確認
- 必要に応じた遺伝学的検査・遺伝カウンセリング
すべての方に共通する方法はありません。これまでの採卵結果を振り返り、ご夫婦・パートナー双方の状態を確認しながら、担当医と相談することが大切です。
PGT-Aを受ければ原因が分かりますか?
PGT-Aは、胚の染色体数を調べるための検査です。
一般的には胚盤胞まで育った胚から細胞を採取して検査するため、胚盤胞になる前に発育が止まった胚を直接調べることはできません。
また、すべての方に必要な検査ではなく、妊娠や出産を保証するものでもありません。
検討する場合は、適応、メリット、限界、費用、胚への処置などについて、生殖医療専門医や遺伝カウンセラーから説明を受けましょう。
40代で胚盤胞まで育たない方へ
40代になると、採卵できる卵子の数が少なくなったり、受精しても胚盤胞まで到達する胚が少なくなったりする傾向があります。
そのため、採卵できた卵子を一つひとつ大切に思うほど、発育が止まったときの落胆も大きくなります。
しかし、年齢だけを見て治療の可能性を決めることはできません。
- 卵巣予備能
- 採卵数と成熟卵数
- 受精率
- 胚が止まる時期
- 精子の状態
- 子宮内膜や子宮の状態
- これまでの治療歴
- 今後どこまで治療を続けるか
これらを整理し、限られた時間の中で納得できる治療方針を考えることが重要です。
次の採卵に向けて見直したい体調と生活習慣
生活習慣を整えれば、胚の成長が必ず改善するということではありません。
一方で、採卵やホルモン治療を続けるための身体づくりとして、基本的な体調管理には意味があります。
睡眠
睡眠不足が続いている場合は、就寝時間だけでなく、起床時間や夜間のスマートフォン使用なども見直してみましょう。
食事
特定の食品だけに偏らず、主食、たんぱく質、野菜、脂質を組み合わせることが基本です。
極端な糖質制限や無理な減量は避け、持病や不足している栄養素がある場合は、医師や管理栄養士へ相談してください。
喫煙と飲酒
喫煙は女性だけでなく、男性の妊活にも関係します。パートナーを含めた禁煙を検討しましょう。
飲酒量についても、治療中は担当医の指示を確認してください。
運動
疲れ切るほどの激しい運動ではなく、散歩やストレッチなど、無理なく続けられる運動を取り入れましょう。
採卵前後は卵巣が腫れていることがあるため、運動の可否を病院へ確認してください。
男性側の生活習慣
精子は男性の生活習慣や体調とも関係します。
睡眠、喫煙、飲酒、肥満、強い熱への長時間の曝露など、見直せる点がないか、パートナーと一緒に確認しましょう。
リフェムLABOの妊活サポート
リフェムLABOでは、胚を直接成長させることや、染色体の状態を変えることを目的として施術を行うものではありません。
不妊治療専門クリニックでの診断・治療を優先しながら、採卵を繰り返す方の体調管理をサポートします。
自律神経の安定を目指す鍼灸
採卵や培養結果を待つ期間は、心身ともに緊張が続きやすくなります。
睡眠、疲労感、胃腸の不調、首肩のこりなどを確認し、その日の状態に合わせて施術を行います。
身体の緊張を整える整体
腰や骨盤周辺だけに注目するのではなく、呼吸、背中、股関節、姿勢など全身の状態を確認します。
身体に強い負担をかけない方法で、治療期間中も過ごしやすい状態を目指します。
冷えを感じる方への温活
手足や下腹部の冷えを感じる方には、体調や採卵周期を確認したうえで温熱ケアを組み合わせます。
ただし、「温めれば卵子の質が上がる」「胚盤胞まで育つ」と断定できるものではありません。心地よく治療を続けるための体調管理として行います。
栄養バランスと生活リズムの整理
食事やサプリメントについて、過度な制限や重複摂取がないかを確認します。
必要な検査や栄養指導については、医療機関の受診をおすすめします。
病院と併用しながら通えます
体外受精や顕微授精を受けている方も、病院での治療と併用してご相談いただけます。
初回の際は、分かる範囲で以下の内容をお持ちください。
- AMHやホルモン検査の結果
- 採卵数と成熟卵数
- 正常受精数
- 胚の発育経過
- 胚盤胞到達数と凍結数
- 精液検査の結果
- 使用した薬や卵巣刺激法
- 今後の治療予定
検査結果がすべてそろっていなくてもご相談いただけます。
ても途中で成長が止まるとお悩みの方へ
受精できたことに希望を感じた直後、胚の成長が止まったと聞くことは、とてもつらい経験です。
しかし、その結果だけで「もう胚盤胞にならない」「自分の身体が悪い」と決めつける必要はありません。
まずは、何個の卵子が成熟し、何個が正常受精し、どの段階で発育が止まったのかを確認しましょう。
リフェムLABOでは、高石市・堺市周辺で不妊治療に取り組む方に対し、病院での治療と並行した鍼灸・整体・温活による体調管理を行っています。
次の採卵に向けて身体を整えたい方、治療を続ける中で心身の負担を感じている方は、一人で抱え込まずにご相談ください。

