多嚢胞性卵巣症候群の方必見!卵巣を休めるための高温期の作り方

「高温期になんだかぼーっとする方。」

「高温期は朝、起きづらい方。」

「高温期にむくみが出る方。」

これらの症状に思い当たる方は、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の可能性があります。

その理由として、高温期にこれらの症状がある方は、うまく体温が上がってなかったり、上がっても体温が上がっている期間が短かったりしている可能性があるからです。

PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の方は、排卵日が分かりにくいためタイミングがとりずらく、LHがとても上がりやすくなって卵巣へ負荷がかかってしまいます。

Polycystic ovary syndrome PCOS of woman. Female reproductive system disease. Abnormal uterus internal organ. Vector

低温期と高温期の体温

生理周期は、25日~35日が平均とされています。

低温期と高温期があり、低温期より高温期の方が体温が高いので高温期です。

PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の方は、生理周期が正常でない方が多く、これは卵巣内に多くの卵子が残っていることで新しい卵子の育ちが悪くなっている可能性があるからです。

それでは、理想的な体温は何度でしょう?

これまでの知識や経験から、低温期は36.2℃が目指すところで、高温期はプラス0.5℃の36.7℃になります。

ということは、低温期よりも高温期の方が体温を上げるためにエネルギーが必要になります。

もし、エネルギー不足で高温期の体温が低いとするとどうなるでしょう。体温が上がらないと高温期の体温が低くなり、体調が悪くなります。この体調の悪さが冒頭であげた症状です。

通常、高温期にエネルギーが上がることで体温が上がり、前周期の古い卵子を処理してくれたり、卵巣をやすめることになります。

※低温期では基本的なホルモンは「エストロゲン」で、高温期は「プロゲステロン」です。

高温期にプロゲステロンの働きによって体温が上がり、次の排卵に備えて卵巣内を大掃除するイメージです。

もし、卵巣が十分に掃除されずに古い卵子が残っている状態だといい状態だといえませんね。

PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)

近年、月経不順の方が増えてきているようです。無排卵性月経といって、排卵が起こらず、生理周期が長かったり、短かったり、あるいは短い期間で次の月経を迎えてしまう状態もあります。この状況では、「なかなか妊娠ができない」ことに繋がり、様々なホルモン異常が合わさって、より「妊娠しにくい」体質になっている方も多くいらっしゃいます。そして、全周期の古い卵子が残ってしまいPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)になっていることもあります。

PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)とは、女性の生殖器系に関連する最も一般的な問題の一つです。この症候群では、通常の卵胞の成長と排卵プロセスが妨げられ、卵巣に多くの小さな嚢胞(液体で満たされた袋)が形成されます。

PCOSは一般的に生殖年齢の女性に見られ、生殖能力に影響を与える可能性があります。以下に、PCOSの主な特徴や症状、原因、診断方法、および治療法を詳しく説明します。

◆特徴と症状
排卵障害: PCOSの最も一般的な症状の一つは、排卵障害です。卵巣から成熟した卵子が放出されず、月経周期が不規則になることがあります。

高レベルの男性ホルモン(アンドロゲン): PCOSの女性は、通常よりも高いレベルの男性ホルモンを持っています。これにより、体毛の増加(顔や胸など)、頭皮の脱毛、ニキビなどの症状が現れることがあります。

多嚢胞性卵巣: 卵巣に多数の小さな嚢胞が形成されるため、「多嚢胞性卵巣」と呼ばれます。これにより、卵巣が大きくなることがあります。

インスリン抵抗性: PCOSの女性は、通常よりも高いインスリン抵抗性を示すことがあります。これは、体の細胞がインスリンに反応しにくくなる状態で、2型糖尿病や肥満のリスクを高める可能性があります。

生殖能力の問題: PCOSは妊娠の困難や流産のリスクを増加させる可能性があります。

◆原因
PCOSの正確な原因は完全には明らかにされていませんが、複数の要因が関与していると考えられています。遺伝的要因やホルモンバランスの変化、生活習慣や体重などがその要因として挙げられます。

◆診断
PCOSの診断には、主に以下の基準が使用されます:

①月経異常 ②多嚢胞性卵巣 ③血中男性ホルモン高値またはLH基礎値高値かつ基礎値正常

①月経異常: 不規則な月経周期や排卵の不全が確認されます。

②多嚢胞性卵巣: 超音波検査によって卵巣内の嚢胞が観察されます。

③高レベルの男性ホルモン: 血液検査によって男性ホルモンのレベルが測定されます。

そうならないためにも、必要なだけのエネルギーが必要です。このことから考えても体温は大切ですね。

この体温をしっかりと上げられるようにするには、甲状腺ホルモンT3もしっかり上がらないといけません。

クリニックで甲状腺の検査をするだけでなく、体温もしっかりと上がっているかも見ることが大切です。

代謝を上げるビタミンB群

このように安定したエネルギー代謝をしていくにはきっかけを作るのが大切ですが、食事や栄養からお話しするとビタミンB群が代謝を上げるきっかけとして必要です。

体内にビタミンBを入れることによって、細胞の中の糖を使って身体のエンジンがかかるときこのビタミンBが必要になります。ビタミンB群を摂取することで糖代謝を改善して体温を上げていきましょう。

体温が上がると、冒頭でお話しした古い卵を消してくれることになります。

また、体温が上げる基本はミトコンドリアです。

ミトコンドリアの機能を働かすには、ウォーキングやスクワットなどの軽い運動をすることがおすすめです。

【参考文献】

子宮妊活チャンネル

子宮妊活チャンネル認定院 山﨑施術院

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