こんにちは! 体質改善鍼灸師のさとる先生です。
寒い冬の季節、手足が冷たい、足の指先が冷たくて辛い思いをされている方が冷え性の方が多いですね。
当院に妊活で来院される方のほぼ9割以上が足の冷えを訴えています。
それは、施術の時に、必ずお腹の張りや温度を確認し、そして、足先の体温も確認するので、みなさん足が冷たくなり、血流が悪くなっているのが分かります。
中には足のむくみや足汗をかいている方、しもやけになっている方もいます。
そんな多くの方が冷えを抱えていますが、この冷えを改善すること、体温を管理することがいかに重要かということをお話ししたいと思います。
基礎体温について
基礎体温は、通常、朝起きた直後の安静時に測定します。
女性の場合、生理周期によって基礎体温には変動があり、排卵日前後で特に変化が見られます。
基礎体温は、排卵が起こる前の低温期と、排卵後の高温期に分かれます。
妊活においての基礎体温の見方の例ですが、例えば、低温期に測定した体温が35.7℃だった場合、これは妊娠するのが非常に厳しい状態です。 なぜなら、体温が低いということは、代謝が良くない状態を意味するからです。
エネルギー工場のミトコンドリア
私たちの体は、37兆個もの細胞から構成されています。これらの細胞は、ミトコンドリアと呼ばれる小器官を持ち、そこでエネルギーの生成が行われます。
ミトコンドリアは、細胞の中でエネルギー生産の主な場所であり、ATP(アデノシン三リン酸)などのエネルギーを生産する機能を担っています。
ミトコンドリアは、細胞質の中にあり、細胞核とは異なるDNAを持っています。
ミトコンドリアは、呼吸鎖という複雑な系列の酸素を含んでいて、食物から取り入れた栄養分や酸素を使ってATP(アデノシン三リン酸)を生成します。
この過程は細胞呼吸と呼ばれ、細胞内の様々な生化学的プロセスに必要なエネルギーを供給します。
ミトコンドリアは、体温を上げるために重要な役割を果たします。なぜなら、ミトコンドリアがしっかりと働いてATPを大量に生み出すことができれば、体温も上昇するからです。
妊娠を目指すのに理想的な体温は、低温期では36度2分です。
この体温では、卵巣内での卵子の成熟が促進され、良質な卵子が生成されやすくなります。
低温期36.2℃を目指す
では、どうすれば体温を上げることができるでしょうか?
体温を上昇させるためには、ミトコンドリアを活性化させる必要があります。その手段の一つとしておススメなのがウォーキングなどの軽い運動です。
そもそも、ミトコンドリアは、実はサボりやすい性質を持っていると言われています。しかし、運動によって細胞がエネルギーを必要とする状態になると、ミトコンドリアも活発に働き始め、ATP(アデノシン三リン酸)の生成を増加させます。
その結果、体温が上昇します。
実は、卵巣内の卵子も、多くのミトコンドリアを持っています。これは、卵子が受精卵として成長するために必要なエネルギーを確保するためです。
したがって、運動によってミトコンドリアを活性化させることは、妊娠を促進する上で重要な要素となります。
基礎体温を上げるためには、以下の方法が効果的
- 適度な運動
運動はミトコンドリアを活性化させ、体温を上昇させるのに効果的です。その中でもおすすめなのがウォーキングです。雨の日は簡単なスクワットがおススメです。ミトコンドリアを活性させるために、適度な運動を取り入れましょう。 - 豊富な栄養とバランスの良い食事
ビタミンやミネラルを含む栄養バランスの良い食事は、代謝を促進し、体温を上げるのに役立ちます。特にタンパク質や法酸化作用があるオメガ3系脂肪酸を摂取することが重要です。 3.ストレス管理:
妊活の敵と言われているストレスは体温を下げる要因の一つです。ストレスを軽減するためには、リラックスしたり、ストレスを発散する生活習慣を意識することが大切です。 - 良質な睡眠
十分な睡眠を取ることは、体温を安定させるために重要です。良質な睡眠を確保するために、睡眠環境や睡眠のリズムに注意しましょう。 - 温かい飲食物の摂取
温かい飲み物や食べ物を摂取することで、体温を下げる機会を減らし、一時的に上げることができます。特に冷え性の方は、温かい飲食物を積極的に摂取すると良いでしょう。
ということで、
これからも、あなたの妊活をサポート、応援しています。
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参考サイト
子宮妊活チャンネル認定院 山﨑施術院
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